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昨年4月より始めました「安間先生のワインサークル」は、ワインパーティ開催も含めて今回が第6回になり、フランスワインを堪能する会としては今回で一応の区切りとなります。
今回は今まで味わっていない高級な赤ワインを中心に講義を受けました。 赤ワインと言えば、ボルドーという声を聞くので、ボルドーを2品種、それと対照的な味としての ブルゴーニュを1品種でしたが、本当にブドウ産地の違いがそのまま味に反映されている事が舌で味わえるようになった気がすると感動された方も多かったのではないでしょうか? ボルドーの2品種では、ポイヤック産が非常に権威と名声が積み重ねられ、味としては川向うのブライ産と違わないのに、決してプライにポイヤックと同等の値が付くことは無いとのこと。今後も常に1/2以下の価格ですが、面白いことにはポイヤックにはセカンドという廉価ものがあり、味が同じで価格が1/2程度のものだそうです。従って、今回それを試飲して違いの無さを体験しました。この事は、高いポンテ・カネ(ポイヤック品)を飲まなくてもポンテ・カネ・セカンドを飲んで満足する手もあるということになります。 今回の試飲では、確かに二つの差があまり感じられませんという声が多かったですね。 又、ブルゴーニュの赤は味的には”弱くて、激しい”男性的な味であるとの説明で、何となく納得させられる味でありました。 ワインの詳細にご興味のある方は下記の銘柄紹介をクリックして下さい。 左から、シャトー ベルフォン ベルシェ 特級、ジュヴレイ・シャンベルタン、シャトー レ ゾー ドゥ ポンテ (シャトー ポンテ・カネ セカンド)です。 ●Gevrey-Chambertin 2004(ジュヴレイ・シャンベルタン) 地域 Bourgogne(ブルゴーニュ);造り手 Domaine Henri Rebourseau (ドメーヌ アンリ ルブルソー );所在地 Gevrey-Chambertin(ジュヴレイ・シャンベルタン) 1919年にアンリ ルブルソー将官がジュヴレイ・シャンベルタン村の畑の中にあった18世紀に建てられた荘厳な造りの邸宅とその周囲の畑を購入。その後息子のピエール ルブルソーがドメーヌとして繁栄させました。現在はシャンベルタンをはじめ、特級クロドゥベーズ、クロ ドゥ ヴージョ、シャルム、マジ、ジュヴレイ・シャンベルタン、1級フォントニィ等、 トータル13.15haを所有。 産み出すワインのスタイルは、元来の古典的なブルゴーニュで素晴らしい余韻があり、熟成すればする程、その真価を発揮するもの。現在のドメーヌ運営は、アンリの孫にあたるジャン ドゥ シュレル氏が担っています。絶好の作柄に恵まれ、評価を高く受けた1997年が転機となり、よりモダンなスタイルヘ変貌しつつあります。平均樹齢27年。 13ヶ月樽熟成(2年目以降の樽)。完熟したブドウからくる濃密な香り。酸味もしっかり。野生的なニュアンスがある。 ●Château Bellefont Belcier, Grand cru(シャトー ベルフォン ベルシェ 特級 ) 地域 Bordeaux(ボルドー);造り手Château Haut-Meneau(シャトー ベルフォン ベルシェ);所在地 Premières Côtes de Blaye A.C.(プルミエール コート ドゥ ブライA.C.) メルロー 75%・カベルネ フラン25% このシャトーは、ル・テルトル・ロートブッルやラルシ・デュカスに近く、サン=ローラン・デ・コンブの村の中に位置しており立地に恵まれている。1999年代半ばから、進化を始めた。歴史的にみると、このワインは柔らかく、飲みやすいが、特徴に欠け、画一的な印象を与えていた。しかし新しい所有者の舵取りのもと収穫を遅くし始め、より熟したブドウを摘み、このシャトーの名前で瓶詰めされるワインに使うブドウを、以前よりも選りすぐるようになった。収穫をギリギリまで待ち、熟したブドウを使用。煮詰めたフルーツの果実味、スパイス。丸みのある肥えたイメージ。80%が新樽 ●Château les Hauts de Pontet (Second vin de Ch. Pontet-Canet) 1998(シャトー レ ゾー ドゥ ポンテ (シャトー ポンテ・カネ セカンド)) 地域 Bordeaux(ボルドー);造り手Château Pontet-Canet(シャトー ポンテ・カネ);所在地Pauillac(ポイヤック) カベルネ ソーヴィニヨン 63%・メルロー 32%・カベルネ フラン 5% シャトー ムートンのすぐ向かいの畑。1975年に著名なコニャックの商人ギ・テスロン氏がこのシャトーを買収。運営を息子のアルフレッド氏にゆだねました。大変ポテンシャルの高い畑なので、彼の努力もあり80年代後半から評価を上げてきています。土壌は第四紀の砂利、下層土は年度石灰質。収穫は手摘み。発酵は3週間。古いメルロー種だけ樽の中でマロラクティック発酵させます。他の品種は発酵槽の中で終えます。
by net_scramble
| 2008-04-01 17:01
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